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一口メモ

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一口メモ・ユニットケア談義  シリーズ89

2013-07-08
一口メモ・ユニットケアのしつらえ
                                  
 ぽぷらとなみきに赴任して1年と3ヶ月が過ぎました。ぽぷらもなみきもユニットリビングの進化が、昨年の秋頃から進んでいないユニットがあると感じています。
ユニットケアは入居者の希望を聴き、入居者の生活と人間関係を支え、入居者がしてきたこと、したかったこと、今したいことを取り組み、実現していくことなのです。それには入居者と職員が一緒に取り組み、顔で覚えて貰う「馴染みの関係づくり」と「安心して座っていられる居場所を作る」という2つの柱があるのです。
 既存型特養でも、新型特養でもユニットケアを発展させるのは、職員次第です。家庭的な雰囲気を持ったユニットリビングや居室のしつらえの工夫は職員次第なのです。無論、支える管理者、施設長の存在があってのユニットケアの進化ですが。
 入居者や利用者が寛げる居場所づくりに、居室やリビングを、どれだけユニットケアのしつらえを学び、職員が工夫できるか、それに掛かっています。広過ぎるリビングは新型特養の発足当時の特徴なのですが、入居者には「適当な狭さ」が必要なのです。また、ユニット単位に浴室を設けず、既存型特養のように浴室までの動線がとても長い新型特養も結構建てられていました。ぽぷらもその一つです。
 自分で居場所を作っている認知症でない入居者が、安心できる見通しの良い「適当な施設特有の広さ」しか考えられない職員では、ユニットケアは進化しません。自己主張の困難な認知症の入居者が安心できるユニットリビングと居室作りなのです。
それには、副主任をはじめユニット職員自らが提案し、実践することです。ユニットケアのリビング作りについてのポイントは「ユニットの入居者(利用者)が他者から見られない適当な狭さの空間を如何に作るか」です。
 間仕切ることです。ユニット毎に玄関を作ることです。「なみき」壱丁目から四丁目全てのユニットではもっと、工夫が必要です。現在のところ、ぽぷらの「11丁目」となみきの「四丁目」がリビングのしつらえでは進んでいるように私は思います。
同じしつらえを作るのではなく、11丁目や四丁目を参考にして、それぞれの副主任を中心に、分かる入居者の意見も訊きながら、ユニットケアのしつらえを進化させることです。廊下やユニットリビング入口からリビング内が一望できるしつらえはユニットケアのしつらえではないと考えています。特にぽぷらの各ユニットリビングは広すぎるのです。広すぎるリビングは狭くするのです。「狭くしたリビングは閉じる」がキーワードになります。 
職員が色々と提案し、取組み始めると、広すぎる落ち着かない空間に慣れ親しんだ入居者からは反対の声が必ず上がります。新しいことに馴染みにくいのが高齢者の特徴の1つです。その反対の声にどのように職員が働きかけ、納得を得るかが、介護職員の問われる力量です。
私は在職する期間は最大限、リビング作りには協力したい、と思っています。また、どうしたら良いかの相談もして下さい。
 

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