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一口メモ

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一口メモ・原発は即廃棄!!

2013-03-11
2年前の今日、3月11日に発生した東日本大震災から2年が経過しました。この大震災で亡くなった人は1万5881人、今も行方不明者は2668人を数える大災害でした。犠牲になられた方々に心からご冥福を申し上げるものです。
朝日新聞3月11日付によると今も避難生活をされている31万5196人にもなっています。宮城県の避難者は11万7千人、岩手県4万2千人、福島県はもっとも多い15万4千人となっています。また震災関連死者は3県で2554人にもなりますが、福島県は半数以上の1337人となっているのは、原発事故による影響が大とされています。悲惨なことですが、天災による大地震や津波による犠牲はこれからも避けられないものかもしれませんが、震災や津波だけでの避難者ではなく、原発事故による放射能からの避難生活が、福島の人達を今も苦しめているのです。
なのに自公政権は原発再開の姿勢を崩していないのです。原発は一旦事故を起こし、放射能をまき散らすと人間が住めない地域を生み出します。また、1986年4月に発生したチエリノブイリの原発事故は今も解決することなく、長期化しています。原発は事故を起こし、放射能が漏れ出すと、半ば恒久的に解決しないのです。さらに事故を起こし放射能が漏れだすと放射能汚染地域は限りなく、広がっていくのです。ですから、放射能を処理する能力を、まだ持たない人間は原発には手を出していけないと思うのです。
福島県の原発事故による放射能汚染のため、原発のある大熊町をはじめ浪江町、双葉町の人達は町ぐるみで今も避難されているにも関わらず、原発再稼働を主張する政党や人達はどんな神経の持ち主か、と疑うのは私だけではないと思うのです。人類というより、生物の敵ともいうべき、原発は即廃棄するべきです。

一口メモ・ユニットケア談義  シリーズ63

2013-03-06
特養の「ぽぷら」の定員は50名です。50名は10人の生活単位で5つのユニットに分かれています。1階に3ユニット30名が暮らしておられ、2階に20名2ユニットとなっています。2階にショートステイが2ユニット20名あります。
軽費老人ホームの「ケアハウス」が26名、併設されており、1階に9名と8名ケアハウス入居者が生活されています。なみきはぽぷらに隣接して同一敷地内で建てられ、地域密着型の小規模特養で、29名の入居者が4つのユニットに8名と7名の生活単位で暮らしておられます。全て「○丁目」で呼び、ケアハウスは1丁目から3丁目、特養は5丁目と8丁目、9、10、11丁目となっており、ショートステイは6と7丁目となっています。
地域密着型小規模特養のなみきは漢数字の壱から四丁目と書き、ぽふらと区別をしています。定員29名の草津市民しか入居出来ない地域密着型の特養です。
ぽぷらもなみきも居室は全て個室のしつらえです.
月刊「介護保険情報誌」の3月号に、トライアンドエラーと題して連載されている松本均氏の文章に目が行きました。「プライバシーに配慮した4人部屋がもたらすもの」が見出しとなっています。その内容は少し長くなりますが引用すると、
特別養護老人ホーム(以下「特養ホーム) という」の居室定員は、これまで厚生労働省が省令で規定していたが、地域の自主性及び自立を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律の施行により、各自治体が条例で定めることになった。
 特養ホームの居室定員を何人とするか、都道府県、政令市、中核市、(以下「自治体」でという) 条例制定が進み、その全容が明らかになりつつある。
 本来であれば昨年4月1日までに条例を定めることになっているが、1年間の経過措置があることから、それを使い、議会の帰結を経て今年4月1日までに条例を制定する自治体が多い。
条例制定の3パターン
 これまで各自治体が制定した条例は、概ね次の3パターンに収れんされる。
1 特養ホームの居室定員は1人とする。ただし、特別な場合は2人とする。
 新設の特養ホームは居室定員1人のユニット型個室とするものであり、厚生労働省の省令に準じたものとなっている。なお、特別な場合というのは夫婦などが入居する居室であって、他人同士が入居する部屋を想定しているのではない。
2 特養ホームの居室定員は1人とする。ただし、一定の条件を満たす場合は2人以上4人とする。
 一定の条件は自治体によって異なり、老朽化した4人部屋の特養ホームを建設する場合やプライバシーに配慮した4人部屋であれば認めるというものである。
3 特養ホームの居室定員は4人以下とする。
 新設の特養ホームを4人部屋にすることはこれまでの厚生労働省の方針からは大きく後退することになる。もちろん4人以下と言っているのだから、1人でもよいわけだが、あえて4人と明記しているのだから、これからも4人部屋をつくっていくという意思の表れと解するのが自然であろう。
 なお、1や2の場合であっても、条例の施行時に現に存する4人部屋については、その状態を引き続き認める。
政令市と都道府県の動向
表 政令都市の条例制定状況
1       札幌市、横浜市、浜松市、名古屋市、京都市、堺市、岡山市、北九州市、熊本市
2       千葉市、川崎市、相模原市、新潟市、神戸市、広島市、福岡市
3       仙台市、さいたま市
 政令市における条例制定の状況は表のとおりで、1を選択したところが多く、ユニット型遵守の傾向がみられる。
一方、都道府県においては2を選択したところが多く、一定の条件を満たす場合は4人部屋を整備する傾向がある。これは自治体の自主性を重んじて基準作りを任せたものの、その結果、内容的には以前より後退してしまったと言えよう。・・・以下略・・・
松本氏はプライバシーを配慮した4人部屋なるものはパーテーションや家具で仕切っても声や臭い、音が筒抜けでプライバシー保持は出来ないと指摘されています。
私もまったく同感ですが、どうしても個室にすると入居者に高額な部屋代を負担させる現状の打開策を講じることが必要と思うのです。建築費における個室の負担を自治体や国がもっと大きくし、低所得者や生活保護受給者が、ゆとりのある生活をユニット型特養で出来るようにすることです。
生活施設である社会福祉施設はプライバシー保持の出来ない雑居を許さない、全て個室が基本の国、日本にすることが最大課題と思うのです。人権無視の4人雑居の特養建設を続けることを決めた政令市の市長さんや議員さん達は、せめて1ヶ月でも4人雑居での生活を体験するべきです。
上記写真は、特養「ぽふら」と地域密着型小規模特養「なみき」の入居者の個室の居室です。

一口メモ・ユニットケア談義  シリーズ62

2013-03-04
一口メモ・ユニットケア談義62  「グループリビング」とは?
                             2013年
松山市のともの家が運営されている「グループリビング・パレットの玄関の段差の解消のためのスロープを作製」と書きましたが、永和先生に案内して頂き、この住宅を見学させてもらうことが出来ました。立地条件は松山市の中心の的な住宅街で道後温泉も歩いて行けるところに建てられており、向いは病院という安心できる住宅地でした。建物内の共同生活室ともいうべき食堂も、談話室も豪華な設えとなっていて感心しました。居室も若い独身者でもゆったりと暮らせる広さで、普通より豪華なバストイレ付のワンルームマンションというような感じでした。家賃は人口52万人の松山市の中心地でわずか6万円という安さと聴き驚きました。私は先生に、「高齢者と限定せずに収益事業として運営されたら」と思わず言葉にした程の建物だったのです。そこで高齢者住宅の1つである「グループリビング」について少し紹介しておきます。
「グループリビング」は1970年代に入ってきた高齢者の住まいの住み方、暮らし方の考え方の1つです。それは「1人暮らしの高齢者や老夫婦などが、気の合った5人~9人の仲間と1つ屋根の下で共同生活をする」ことです。介護者が同居しているとは限らない、自立した高齢の人達が、掃除や料理を共に援助協力し合いながら生活を共にする「家」です。共同で負担し、食事を造る人を雇っているところもあるとのこと。このグループリビングは、「グループハウス」「共同生活支援ハウス」とも呼ばれていますが、本来「グループリビング」とは「住まいの考え方」を指し、住まい方を実践している人の住宅を「グループハウス」と呼ぶのですが、現在はグループハウスもグループリビングも住宅の呼称として同じものとして呼ばれています。
グループリビングとグループホームのは混同されることが多いのですが、一般的に「グループホーム」は知的障がい者の住宅や、認知症高齢者の共同生活を営む家として呼ばれていますが、生活を援助する職員が共に生活したり、通ったりしながら援助をしているグループホームとは、グループリビングは区別されているものです。
措置の時代に良く使われた自立した「虚弱高齢者」の共同住宅といった家で、中の良い女性同士の共同住宅のようなものです。
 
 

一口メモ・ユニットケア談義  シリーズ61

2013-03-04
ユニットケア談義  シリーズ61 松山市の「ともの家」で2泊3日させて頂きました。!!
教大学社会福祉学部教授の永和良之助先生は愛媛県の県都、松山市で1999年にNPO法人「ともの家」を立ち上げ理事長をされています。NPO法人の設立目的に「非営利に徹する」と「ノーマライゼーションの推進」を掲げられ、この二つのことを頑固に貫いておられます。NPO法人の時代は小規模デイとグループホームの「岩崎ともの家」を出発点にされ、2006年には社会福祉法人に移行されました。今では3つのグループホームと2つの小規模多機能施設、2つの高齢者住宅を運営されています。
その永和先生が理事長をされている社会福祉法人「ともの家」の職員研修会を「髙井塾」と先生が名付けてくださり、昨年から2泊3日で招いて頂くようになり、今年も3月1日から車で伺ってきました。
3月1日、早朝6時前に自宅を出発し、山陽道、瀬戸大橋、松山道と走り「ともの家」に着いたのが午前11時でした。本当は9時ごろに着くように出発する予定だったのですが、前日からともの家の利用者の方が一泊旅行で永和先生も付き添いの手伝いをされ、ともの家に帰って来られるのが午前11時頃ということで、到着時間を遅らせた次第です。
昨年同様、今年も夜の職員研修会までは大工仕事をさせて頂く予定でしたが、3月1日の松山市は午後から激しい雨となり、大工仕事は高齢者住宅のスロープ手直しと、ベンチ1台の製作に終わりました。夜は「認知症ケア」についての研修会で話しをさせて頂き、その後は先生の自宅で遅くまでお酒をふるまって頂き、「グループホーム溝辺」の2階で爆睡させて貰いました。
昨年も2晩泊まらせて頂いたのですが、今回も職員の方々は入居者にも私にもいつも優しく、礼儀正しい方々で気持ち良く接して下さり都度、感激しました。溝辺ともの家の朝食は「普通の家庭の朝食」を感じられ、本当に美味しく頂きました。
3月2日は天候も良く、7時過ぎから「ともの家この道」玄関に置くベンチを一台製作、そして高齢者住宅「グループリビング パレット」の玄関用のスロープを製作しました。喜楽苑でも働いたことのある渡邉研太郎さんが公休であるにもかかわらず終日、私の助手をしてくれ、大工仕事は捗り、午後からはベンチや職員の介助用椅子等、渡邉さんと一緒に楽しく造ることが出来ました。
夜8時からの職員研修会までは時間があり、松山市内にある「簡保の宿」の温泉に渡邉さんと一緒に楽しむことが出来たのは昨年より、嬉しいプログラムでした。
永和先生からは「介護職員に求められるものと題して90分の話」と聴かされていましたが、何故か始まった途端、私は「10時まで」と思い込み、120分も話してしまい、職員の方々にご迷惑をお掛けしてしまいました。話しを終え、永和先生から「9時30分迄だったよ」と言われ、私は本当に恐縮してしまいました。30分も無断で延長してしまった下手な私の話しを熱心に誰一人として、居眠りなどすることなく聴いてくださったともの家の職員の皆さんは「さすが」です。私も、私の経験からは「介護職員は自分の資格取得のためには熱心に学習するが、対象者の豊かな生活実現に役立つ学習は鈍い」ということは話し切れたと思っています。
夜も遅い10時過ぎから先生は、自宅に私を招いて下さり、思い切り飲ませてくださいました。先生の奥さんにご迷惑を2晩続けてかけてしまいましたが、笑顔で対応していただいて本当に感謝しています。その上、1日、2日も奥さんに「溝辺ともの家」まで深夜に車で送って頂き、本当にご迷惑をお掛けしました。
3日は午前10時にともの家を出発する予定でしたので、出発するまでに松山市内の特養と有料の介護施設を見学させて貰い、先生と奥さんに見送って頂き無事、高松道、淡路島を横切り明石大橋経路で午後3時に自宅に着きました。私にとっては、いろいろと学ぶことの多かった2泊3日の研修となりました。
永和先生、そして奥さん、娘さんとお孫さんをはじめ職員の方々に大変お世話になりました。心からお礼を申し上げます。
私の健康状態が(認知症も含めて)現状より悪化していなければ、そしてご迷惑でなければ、(迷惑ということは分かっていますが)来年も伺いたいと思っています。

一口メモ・ユニットケア談義  シリーズ60

2013-02-26
なみきに養子として貰われた十姉妹
一口メモ・ユニットケア談義  シリーズ 59
1月28日と30日に「ユニットでペットを飼う」と題して書きましたが、ぽぷら11丁目の十姉妹が2度目の雛を孵化させて、早2週間が過ぎました。卵は5個産んだのですが、2個は夢精卵で親鳥が1個はは巣から落とし、1個は自ら割り捨てました。3羽の雛鳥は親鳥が二時間おきに巣に戻り、3羽に雛に公平に餌を餌を与えています。雄も雌も公平に親としての役割をしっかりと果たしているのです。少し離れたところから見ている11丁目の入居者の女性は「元気に育っているかのー」と毎日何度となく様子を見に行く私に訊ねられます。
今日は昨年末に孵化した最初の雛鳥のことを「何処へ貰われていったのかの」と話しをされていました。認知症のある入居者ですが、雛鳥のことは覚えておられていたようです。最初に孵化した雛鳥は「なみきの3丁目」に養子としてもらわれて行きました。
今回、孵化した雛鳥は「手乗りにしよう」と考えていたのですが、今日の寒さでは、目も開いていない雛鳥を親鳥から離すのは可哀そうと思い直し、今回は手乗りにすることはあきらめました。春に続いて産卵すれば、手乗りにしたいと思います。ペットのいるユニットは入居者との話題も増えるように感じます。3羽の十姉妹を養子として貰い受けたいユニットがありましたら先ず、入居者、職員で話し合いを進め、入居者の家族の同意も取り付けることに取り組んで欲しいと思います。

社会福祉法人みのり
特別養護老人ホームぽぷら
〒525-0028

滋賀県草津市上笠1丁目1-22
TEL.077-563-0030
FAX.077-563-7900

特別養護老人ホーム
ショートステイ
ケアハウス

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地域密着型小規模

特別養護老人ホームなみき

〒525-0028

滋賀県草津市上笠1丁目1-16
TEL:077-563-6600
FAX:077-563-6602

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デイサービスセンター湯楽里

〒525-0028

草津市上笠1丁目9-11

TEL:077-567-2688

FAX:077-562-0412

草津市上笠居宅介護支援事業所

TEL:077-565-0293

FAX:077-565-0412

松原地域包括支援センター

TEL:077-561-8147

FAX:077-561-9528

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