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一口メモ

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一口メモ・ユニットケア談義  シリーズ68

2013-03-25
一口メモ・ことぶき園は「社会福祉の学校」
                                2013年3月23日
ことぶき園は「社会福祉の学校」と思いました。素晴らしい職員が次々と育っています。それは、ことぶき園が毎月発行されている広報紙に書かれている職員の方々の文章を読むと良くわかります。理事長の槻谷和夫さんも素敵な文章を書かれますが、ことぶき園の園長でもあり、槻谷さんの奥さんだった故庸子さんも素敵な文章を書かれていました。その血をしっかりとことぶき園の職員の方々は受け継がれていると思いました。「お年寄りの生活の質=職員の質」と書かれた、ことぶき園の広報紙「ことぶき新報3月号」に掲載された田中美津江さんの文章を紹介します。なお、掲載することは槻谷理事長さんの了解は得ています。
 
少しずつ春の訪れを感じるようになりました。花壇の梅の木に寄ってくるメジロを眺めながらのひなたぼっこに、庭先の草取りに、生活も外へと向くことが増えてきました。
天気の良いある日、お弁当を持って出かけよう!と朝からお年寄りさんとおにぎりを作りながら準備をしていました。車の準備、出掛ける人数を確認していると、理事長が通りすがりに、
「そこの公園でも十分気持ち良いと思うよ。最近は何かと車で出かける傾向があるからなぁ」
と言って通って行かれ、ハッとしました車で出かけたほうが喜ばれるのではないか、そんな考えがあったのかもしれません。その日は行き先を近くの公園に変え、普段出かけにくい方も短時間で出かけることができ、お弁当もしっかり食べてゆっくり過ごされました。
 身近なところでも十分満足のいく時間を過ごすことができるということ、そしてそれは、その場に関わる職員の力量でもあり、どのように関わり、どう過ごすか…常に考えていかないといけないな、と改めて気づくきっかけとなりました。会話であり、雰囲気づくりであり、どうしたら一緒に楽しめるかという発想に職員の感性が反映されるものと思います。
“お年寄りさんの生活の質=職員の質”と学んだことがあります。流行の介護をするのではなく、お年寄りさんの以前の生活にも目を向けながら、どんな過ごし方が良いのか、心が満足いく生活とは何なのかを考え、実践できるように感性を磨いていきたいと思います。
                                  田中 美津江

一口メモ・ユニットケア談義  シリーズ70

2013-03-27
厚生労働省は昨年の12月13日に「2011年介護サービス施設・事業者調査」を公表!!
                               2013年3月27日
少し、遅い情報ですが、介護雑誌「介護ビジョン2月号」を読んでいますとに「2011年介護サービス施設・事業者調査」を公表の記事に目がとまりました。「介護保険施設の状況」の見出しで特別養護老人ホームの1施設の定員は平均71.8人、老健施設は90.0人、長期療養型は44.4人で利用率はいずれも9割以上。
特養の個室は64.8%を占め、老健施設は4人部屋は42.5%、長期療養型は51.4%で居室に数についてはユニット型特養の個室数が47.3%を占めています。
介護度別入居者については、要介護度5は、特養35.8%、老健施設は要介護度4が26.7%、長期療養型は要介護度5が58.1%とそれぞれもっとも多い、と公表されていました。
なお、詳しい情報は厚生労働省のホームページで見ることが出来ます。
 

一口メモ・ユニットケア談義  シリーズ69

2013-03-26
一口メモ・1年遅れになりましたが・・・
「松山市ともの家だより平成24年4月 第40号」より
昨年の3月、今年も3月の初めに、愛媛県松山市の2泊3日で「ともの家」に伺い、大工仕事と夜は職員研修会で話をさせて頂きました。このことは3月4日の一口メモに書きましたが、昨夜自宅で書類を整理していましたら「ともの家だより第40号」が出てきました。 
ともの家の理事長をされています佛大教授の永和良之助先生が『平成24年度の課題』と題して書かれた文章です。ぽぷらとなみきの職員にも読んで欲しいと思い、書かせて頂きました。
 
「1999(平成11)年3月に松山市岩崎町の古い民家を借りて活動を始めてから12年が過ぎました。この間に、溝辺ともの家、アンジュールともの家、ともの家この道を建築し事業収入も当初の500万円から2億円近くに増えてきましたから、ともの家も事業拡大路線を歩んできたように見えるかもしれませんが、一貫して追求してきたのは、量的拡大ではなく質的飛躍でした。“福祉は人なり”で、志が高く、確固たる社会福祉の基本理念を堅持する職員が1人、2人と増えていかなければ社会福祉事業は継続できないし、地域の公共財にはならないと確信しているからです。
 しかし、まだまだ道遠しです。介護職員は育ってきましたが、筋金入りの社会福祉従事者はまだ育っていないからです。介護がビジネス化した現在、そのような人材は過去のものとする向きもありますが、介護を通し確固たる社会福祉の理念を培った人材でなければ、重い障害を背負った高齢者の人権、人格、生命、健康を護り、支えることはできないというのは、私のこれまでの現場経験の中で得た確信です。・・・以下略・・・」
 
 と書かれています。筋金入りの社会福祉従事者を育てるために永和先生ご夫妻は「ともの家」を開設されたのです。出雲市のことぶき福祉会の各事業所は「社会福祉の学校」と書きましたが、愛媛県松山市の「ともの家」の各事業所も「社会福祉の学校」なのです。
 
 
 

一口メモ・11丁目の十姉妹の雛をもらってください。

2013-03-15
一口メモ・11丁目の十姉妹を貰って下さい!
 11丁目で飼われている十姉妹の雛が2月11日に孵り1ケ月以上過ぎました。私は出勤しますと直ぐに様子を伺いに11丁目に出向きます。親が口移しで粟玉の餌や野菜を与えているのを見ますと、何故か癒されます。昨年末に孵った2羽の雛はなみき3丁目に養子として迎えられました。2月11日以降、孵った3羽の雛は親鳥に大切に育てられ、ようやく自力で餌を啄ばむようになってきました。18日の月曜日には3羽の雛鳥は親鳥から離し、養子として貰い手が決まるまで、ぽぷら玄関で飼育することにします。3羽の雛鳥を可愛がって飼育してくれるユニットがありましたら、申し出て下さい。鳥籠と鳥籠を置く台付きで993円でお渡しします。この費用は餌と餌容器などの購入費です。
 

一口メモ・ユニットケア談義  シリーズ64

2013-03-13
≪再々度、食にこだわる≫
3月12日、ぽぷら5丁目のユニットの昼食は鋤焼き鍋でした。5丁目ユニットの入居者は食事の準備を出来る人が困難な方ばかりなので、職員は入居者の目の前の食卓で、入居者に刻み方や味付け方法を教えて貰いながらのすき焼き鍋の準備でした。
昨年の5月16日に「ほのぼの」の掲示板に「ユニットケアの食事の盛り付け」と題して一口メモに書きましたが、「食にこだわる取り組み」をしている特養はそれなりに個別ケアが進んでいると思います。
ユニット型特養でも厨房で、メラミン食器に主食のご飯も副食も盛り付けを全てして、入居者の名前を書いた食札を見て配膳をしている新型特養があります。食器は基本は陶磁器なのです。重いという人のみメラミン食器なのです。
ユニットで盛り付けをするのは、入居者に食事の盛り付けを職員と一緒にしてもらうためです。出来ない入居者がほとんどの場合は盛り付けに目と、耳と、鼻で職員と一緒にするのが、ユニットケアの食事の光景なのです。そのためには、出来るだけ入居者の目の前で盛り付けをすることなのです。
職員だけでリビングのシンクの前で手早く盛り付けをするなら、厨房職員の代行しているに過ぎず、何の意味もないのです。厨房で調理員に盛り付けを依頼した方が、介護職員の手間暇が省けると思うのです。
「食」にこだわることなのです。ぽぷらとなみきの各ユニットでトレイを外し、食卓に直接配膳をするユニットが増えています。むろんトレイを外せない入居者も当然います。出来るだけ10人家族の家庭の食事に近づけることです。出来るだけ職員は同じ食事を一緒に食べながら食事介助をすることです。
ユニットリーダ研修を受講した副主任や主任、相談員はきっと講師から聞かれていると思うのですが・・・。
 今も継続しているかは分かりませんが、福井市のあさくら苑も6年前までできていませんでした。尼崎市の喜楽苑も、一昨年の4月に赴任した時は全くできていませんでしたが、指摘すると主任が率先し、改善に取り組み、入居者と一緒に盛り付けをするようになりました。既存施設でも意欲的に「ユニットケアの食事」に取り組んでいる施設もあるのです。
 上記の写真は小規模特養「なみき」のトレイを外した朝食光景です。すっかり定着しました。

社会福祉法人みのり
特別養護老人ホームぽぷら
〒525-0028

滋賀県草津市上笠1丁目1-22
TEL.077-563-0030
FAX.077-563-7900

特別養護老人ホーム
ショートステイ
ケアハウス

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地域密着型小規模

特別養護老人ホームなみき

〒525-0028

滋賀県草津市上笠1丁目1-16
TEL:077-563-6600
FAX:077-563-6602

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デイサービスセンター湯楽里

〒525-0028

草津市上笠1丁目9-11

TEL:077-567-2688

FAX:077-562-0412

草津市上笠居宅介護支援事業所

TEL:077-565-0293

FAX:077-565-0412

松原地域包括支援センター

TEL:077-561-8147

FAX:077-561-9528

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